現実逃避5.0

覆水盆に返らず

旅行

冬の訪れ

先日はまた車でスケッチに出かけました。相変わらず透明水彩をやっています。景勝地とされるところに降りたって、辺りをぶらぶらしていたら、少し外れたところに、なかなか穴場らしい風景を見つけました。こんなところです。 もう何彩(なにさい)だかわかり…

ゴンドラと女―ロープウェイの影

「索道」ってご存じでしょうか?さくどう。ロープウェイのことです。「索」の字にはropeの意味があり「道」はway。なのでロープウェイ。直訳ですね。 ロープウェイの動力は、駅にある大きなモーターです。ゴンドラはロープ(曳索)にくっついているので、単…

秒速30万キロメートル

www.youtube.com 実は新海誠作品を観たことがない

旅路

帰らざる青春

来月の目標、あるいは今年中にやるべき事

・どこかにいったカッターナイフを見つける 今週のお題「あったか~い」

ストリートビュー迷子

1日空けてさらに描こうと思ったけど、何処だかわからないんだなこれが

山門をくぐって

先日は緊急事態宣言開けの日曜日。私は板東三十三観音の1つに数えられるお寺に居りました。建築で特に名を知られたその境内は人で賑わっており、過去に幾度か訪れている私は、通を気取って人混みを離れ、伽藍の影になっている辺りを散策していました。しばら…

イラスト貨物列車

コンポジション的なあれ ガン、ガン、ガン、ガン、ガガガガ・・・ 大編成の貨物列車が駅のホームを離れるとき、こんな音がするんです。貨物列車の編成の中では、先頭の機関車だけが動力を持っていて、あとの貨車は全て機関車に牽引されています。それで機関…

『北の無人駅から』茅沼のタンチョウと駅長

北の無人駅から 作者:渡辺 一史 北海道新聞社 Amazon 『北の無人駅から』というノンフィクションを読んでいます。 映画「こんな夜更けにバナナかよ」の原作者渡辺一史さんの著書で、本書には題名の通り、北海道の無人駅から始まる文章が7本収録されています…

八丈島の廃ホテル 八丈オリエンタルリゾート

何度か書いていますが、昔八丈島に旅をしました。島を周回する道路は約45kmの道のりで、1日見ればレンタサイクルでも回ることが出来ます。玉石垣の道や、溶岩で出来た海岸線など島内を散策していると、突如として異様な建築物を目にするかも知れません。大…

我孫子市手賀沼率

千葉の我孫子は文化人ゆかりの街だ。この土地に魅了されて、かつては白樺派の面々が居を構えた。駅の食堂「弥生軒」には山下清が働いていた。作家伊藤左千夫が終の棲家にしたというのは記憶違いみたいだから書かない方がいいだろう。弥生軒は現在も我孫子駅…

逆流する車窓風景 絵を描かなくても楽しい遠近法のはなし(再掲)

新しいヘッダ画像を描きました。茨城のどこかの堤防です。1000×200pxですが、スマホ版はこれより領域が狭いですね。 前に遠近法の話をしましたが、絵を描かない人にとってはどうでもいい内容だと思っていました。もとよりこのブログの内容は万人にとってどう…

また見ることもない山が遠ざかる 「旭川らーめん山頭火」

また見ることもない山が遠ざかる 種田山頭火 北海道に旅したとき、旭川駅前の「らーめん山頭火」に行きました。旭川西武デパートの閉店の年だったと思います。ラーメンにはあまり興味がないので、味はよくわかりません。店員さんがずっと、イタリア旅行の話…

待避線 余部鉄橋

兵庫県の餘部(あまるべ)という地名は、一部の人には馴染み深い名前です。明治45年に竣工した余部鉄橋は、高さ41メートル、全長300メートル超、赤い鉄骨で組まれた美しいシルエットが、静かな日本海の町の偉容を誇るランドマークでした。余部鉄橋は竣工当時…

裏見ケ滝 八丈島イラスト紀行

イラスト紀行というのは嘘です。 うらみがたき というぎょっとする名前の滝が、東京都八丈島にあります。 genjitsutouhisha.hatenablog.com 八丈島を訪れた前回の記事から、さらに数年が過ぎました。 名物はダイビングと海釣り、黄八丈と玉石垣。東京都竹芝…

山の絵

クリスタ(CLIPSTUDIO)練習中 羆嵐(新潮文庫) 作者:吉村昭 発売日: 2013/03/01 メディア: Kindle版

駅STATION

雪の駅に人生を乗りかえて、いま発車のベルが響く―「駅STATION」は1981年の日本映画です。上のキャッチコピーよりも、「警察の人殺し!」という台詞が有名です。高倉健演じる警察官が、持ち前の射撃の腕前で、犯罪者を次々に仕留めてゆくというダーティハリ…

漁村の怪人

網元(あみもと) 船舶・魚網などを所有し、多数の漁夫を雇用して網漁業を営む者。網主。⇔網子 ―広辞苑 その静かな漁師町の駅では、乗り降りする客も少ない。さびれた駅前広場の、不釣り合いに豪華な旅館だけが、往時の賑わいを忍ばせている。旅館の経営者は…

偕楽園は梅祭り

日本三名園の一つ、水戸の偕楽園は3/31まで「梅祭り」期間中です 常磐線の偕楽園駅(下り)はこの期間のみ営業します。 数年前に訪れた時の写真がありました。 梅は散っており虚無祭り 東洋的

イヨマンテ インパク知

先日ブログに、こんな広告が表示されていました。 「民族共生象徴空間」正式名称がかっこいい。白老町に出来るようです。 函館にある北方民族資料館にはアイヌの風俗を伝える絵が展示されています。 これはその中のイオマンテの図(実際の展示物) イオマン…

狩勝峠-北海道紀行4

根室本線が災害のために寸断されていて、東鹿越から新得駅間が代行バスになると、根室本線の車内アナウンスが言っています。それが初耳の私を乗せた列車は無常にも東鹿越駅につきました。 雨の吹き付けるプラットホームに降りたら、代行バスは駅舎に横付けさ…

宗教画―北海道紀行3

母が北海道出身であるわが家では、私の幼い頃、北海道旅行から帰るたびに、親戚を呼んで土産のジンギスカン(羊肉)を食べていました。 年に一度、居間の物を片付けて、道内の人がするように床一面に敷いた新聞紙の上で、 このようなジンギスカン鍋を囲むの…

帯広ばんえい競馬 北海道紀行

ご無沙汰しております。北海道の続きです。 この日は天気がすぐれず、旭岳を後回しにして、ばんえい競馬を見に帯広へ向かった。そりを引く輓馬(ばんば)がレースを行う競馬場は、世界中で帯広だけだなのだそうだ。 帯広駅に降り立ち、人のまばらな駅前ロー…

新北海道紀行1

5年前に辞めた会社にスタイリッシュにもどる方法を教えてください。 そんなことを考えていたのは、北海道から羽田へ向かう最終便の機内でした。 道央 美瑛(びえい)の新名所「青い池」です。 人造湖にせき止められた水が、空の色よりも青くなるために、バ…

広島の空

広島に旅した時のこと。 安芸の宮島 厳島神社の参道には にわか雨の跡か 水たまりがあり 青空が映っていた 青空に波紋ができた 前に鹿がいた 上を向いて歩こう。 お食事中に失礼しました。

秘すれば花なり

ある日ある町を散歩中に、ふと、路上の立て看板に目がとまった。五七五で標語が書いてある。 その文を見て、ふと、思い浮かぶ情景があった。 鹿児島に旅した時のことである。 九州南端の、切り立った海の見える坂道を、私は歩いていた。行く手から、小学生の…

鹿よ安らかに眠れ 釧網本線

「電車が鹿に衝突して遅延した。」 嘘かまことか、今朝、職場に遅刻した人の弁。 東京でも外れのほうなら、そんなことがあるのか・・・。 ローカル線の旅ならば、鹿の特攻にあうことも日常茶飯事だが。 あれは北海道の旅。 網走発、釧網本線の列車は、夏休み…

あの衝撃を再び。Calbeeポテトチップス盛岡じゃじゃ麺味

ファミマでこんな物をみつけた。 Calbee ポテトチップス盛岡じゃじゃ麺味 じゃじゃ麺・・・ 東北旅行で盛岡駅に降りたとき、初めてその存在を知った。 わんこ蕎麦、盛岡冷麺、そしてじゃじゃ麺で、盛岡三大麺と言うらしい。 初めに盛岡冷麺を食べた。どんぶ…

遠い青春18切符

琵琶湖のほとり、東海道本線と東海道新幹線が交わり、 北陸本線の起点をなすJR米原駅。 時刻表の路線図を見れば、 いくつもの線路がここに収束していて、まさに交通の要衝である。 18きっぱーは知っている。 米原には虚無がある。 朝が来ない夜がある。

意思の力について

(食事前に読まないでください) 私の意識とは、自由意志とは何なのか。 有史以来、数多の人を悩ませてきた、この問題について、九州から帰る列車の中で、私は深く考えていた。 数時間前にさかのぼる。 始発列車に間に合うように、朝食もとらずに、 九州某県…