現実逃避5.0

覆水盆に返らず

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2年ぶりの油絵 開かない油壺のあけ方

一ヶ月に一枚程度は油絵を描きたいと、今年の初めに思っていた気がする昨今ですが、退院の勢いに任せて、2年ぶりに描き始めました。道具箱に眠っていた絵具や筆が無事に使えそうで安堵したのもつかの間、とき油を入れるための、油壺のフタが開きません。完…

Clip Studio Paint 最強TIPS集

クリスタTIPS集 Clip Studio Paintの小技について、個人的な備忘録としてこのページを作る。徐々に項目が増えて行けば、やがてはTIPS集になるでしょう。作ったこと自体を忘れなければ。 001.レイヤーを探す 画像内の編集したい部分が、どのレイヤーに描かれ…

コロナ下の公園スケッチ

入院以来、スケッチブックの登場回数がにわかに高まっています。週末は買い物のついでに、少し遠くの公園まで足を伸ばしました。大きな池のある公園でした。池の小島の弁天堂まで続く、橋の赤色が印象的でした。帰ってからスケッチにデジタルで色を付けまし…

胡桃に酒 細川ガラシャ

印象に残っている小説があります。司馬遼太郎の「胡桃に酒」という短編です。この物語は、絶世の美女として名高い細川ガラシャと、その夫・細川忠興(ただおき)を中心とする群像劇です。明智光秀の娘、細川ガラシャは、ガラシャという洗礼名からも解る通り…

セルフコントロールと絵を描く人生

セルフコントロールー理性による衝動の抑制は、人間一生の課題である。先日、日がな一日youtubeでさいとうなおきさんの動画をボーッと見ていた。さいとうさんはイラスト上達法の動画が人気のイラストレーターだ。動画の中で、上手くなりたい人は一枚に10時間…

『北の無人駅から』茅沼のタンチョウと駅長

北の無人駅から 作者:渡辺 一史 北海道新聞社 Amazon 『北の無人駅から』というノンフィクションを読んでいます。 映画「こんな夜更けにバナナかよ」の原作者渡辺一史さんの著書で、本書には題名の通り、北海道の無人駅から始まる文章が7本収録されています…

最后 入院生活40日(10)

退院が間近に迫った頃、病室で撮った写真です。 「1-1 終了后抜針」と書かれています。 長い入院生活の末に、点滴は1日1本にまで減りました。この写真を撮ったのは、それが理由ではありません。私の知る限り、「後」を「后」と書くのは、さだまさしだけ…

譫妄 入院生活40日(9)

譫妄 せん-もう 錯覚や幻覚が多く、軽度の意識障害を伴う状態。(広辞苑) 一般に「せん妄」と表記されますが、記事タイトルを漢字二文字縛りにしているのでこの表記になりました。 「譫」の字は一文字で「たわごと」と読みます。「譫妄」以外には「譫言(う…

屋上 入院生活40日(8)

入院患者の屋上への出入りは自由だった。屋上からは、度田舎の風景を一望することができた。森と住宅街が見える。いや基本的にはそれしか見えない。それでも、遠くの集合住宅の並び方など、印象的な風景もあった。 屋上には滅多に人がおらず、一人でいると開…

絶食 入院生活40日(7)

絶食27日間の記録 栄養剤から解放された27日目以外の日数はおよそ適当。 初日から3日目 無(完全なる無) 栄養も水分も全て点滴によって得た。腹は減らない。そもそも食欲がない。苦痛があるだけだった。 3日目から15日目 無(水300cc) 1日300ccの水を飲…

窓 入院生活40日(6)

私が入院したのは、生まれ育った地元の病院だった。いわゆる郊外だが、郊外とは良く言いすぎで、何も無いところだ。そもそも郊外というのは、そういう土地を良く言うための言葉なのかも知れないと思った。踊り場の窓から外を見て、都市生活を懐かしんだりし…

点滴と私 入院生活40日(5)

点滴との関係は手術翌日からはじまり、退院前々日までつづきました。最初の段階は抗菌薬(抗生物質)や、その日に必要な栄養などを、点滴薬(輸液)の袋を1日に8度交換しながら、朝から深夜まで滴下される生活でした。点滴による静脈注射でも、体内に入る…

じつと手をみる 入院生活40日(4)

入院初期は自分の手ばかり描いていました 採血のとき、看護師さんに「すごくキレイな手」と、J-WALKみたいなことを言われました。 www.youtube.com

管 入院生活40日(3)

病室のベッドで、全身麻酔から醒めた私は、まず、体にいろいろとチューブが取り付けられていることについて、説明を受けました。それらは不要な液体を体の外に出すための装置だそうで、特に忘れえないのが「バルーン」というものです。これは全身麻酔中の患…

ご意見箱 入院生活40日(2)

6月16日 男子トイレに尿だまり、発見して報告しましたが、「掃除の人を呼ぶ。」というだけで、次に行ったときにも変化ありませんでした。危ないので、ご担当者ではなく、お手隙の方が対処すべきではないでしょうか。2回踏みました。