現実逃避5.0

覆水盆に返らず

『北の無人駅から』茅沼のタンチョウと駅長

 

『北の無人駅から』というノンフィクションを読んでいます。 映画「こんな夜更けにバナナかよ」の原作者渡辺一史さんの著書で、本書には題名の通り、北海道の無人駅から始まる文章が7本収録されています。読み進めるほどに、駅と土地に刻まれた、さまざまな人生が脳裏に浮かびます。そのそれぞれが重厚で、ゆえにあまり読み進められていません。

2章の茅沼(かやぬま)はタンチョウの飛来地として有名です。駅は92年に無人化されますが、それまではタンチョウの給餌も駅の関係者が行っていたそうです。

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腕のラインが2本なので駅長です。