現実逃避5.0

覆水盆に返らず

北海道

イラスト 夜の札幌

アイスバーンで転ぶ雪女 よいお年を

ウポポイ さらばシベリア鉄道

シベリア鉄道。嘘。本当は函館本線 久しぶりの遠出は、北海道、札幌のジンギスカンと白老の国立アイヌ民族博物館。過去の記事でも触れた、アイヌ民族博物館は、ウポポイ民族共生象徴空間とともに2020年に開業したそうです。 genjitsutouhisha.hatenablog.com…

『北の無人駅から』茅沼のタンチョウと駅長

北の無人駅から 作者:渡辺 一史 北海道新聞社 Amazon 『北の無人駅から』というノンフィクションを読んでいます。 映画「こんな夜更けにバナナかよ」の原作者渡辺一史さんの著書で、本書には題名の通り、北海道の無人駅から始まる文章が7本収録されています…

冬物語 さだまさし

今夜も生でさだまさし「冬物語」 ♪君影草って呼び名があると教えてくれたスズランのブーケを胸に嫁ぐ日を夢見てた君を憶えてる 知らない歌のパロディ さだまさし画シリーズ第6弾くらい「冬物語」 当初描いていたのは、ホームに一人残されてジャッキーチェン…

イヨマンテ インパク知

先日ブログに、こんな広告が表示されていました。 「民族共生象徴空間」正式名称がかっこいい。白老町に出来るようです。 函館にある北方民族資料館にはアイヌの風俗を伝える絵が展示されています。 これはその中のイオマンテの図(実際の展示物) イオマン…

狩勝峠-北海道紀行4

根室本線が災害のために寸断されていて、東鹿越から新得駅間が代行バスになると、根室本線の車内アナウンスが言っています。それが初耳の私を乗せた列車は無常にも東鹿越駅につきました。 雨の吹き付けるプラットホームに降りたら、代行バスは駅舎に横付けさ…

宗教画―北海道紀行3

母が北海道出身であるわが家では、私の幼い頃、北海道旅行から帰るたびに、親戚を呼んで土産のジンギスカン(羊肉)を食べていました。 年に一度、居間の物を片付けて、道内の人がするように床一面に敷いた新聞紙の上で、 このようなジンギスカン鍋を囲むの…

帯広ばんえい競馬 北海道紀行

ご無沙汰しております。北海道の続きです。 この日は天気がすぐれず、旭岳を後回しにして、ばんえい競馬を見に帯広へ向かった。そりを引く輓馬(ばんば)がレースを行う競馬場は、世界中で帯広だけだなのだそうだ。 帯広駅に降り立ち、人のまばらな駅前ロー…

新北海道紀行1

5年前に辞めた会社にスタイリッシュにもどる方法を教えてください。 そんなことを考えていたのは、北海道から羽田へ向かう最終便の機内でした。 道央 美瑛(びえい)の新名所「青い池」です。 人造湖にせき止められた水が、空の色よりも青くなるために、バ…

TPPについての一考察

先ほどから、私がさまよっているのは大雪山の麓の町東川。 旭岳の登山口が見つけられずにいる。 一年ぶりの旭岳登山となる今回は、前回のような悪天候に見舞われずにすみそうだが、 登る前から迷っているざまなのだ。 ようやくビジターセンターらしき建物を…

座右の書

座右の書 常に自分の手元に置いておき、その内容をいつでも引くことができるようにしてある本のこと。自分にとって参考になったり励みとなったりする本。 ―実用日本語表現辞典 皆さんには座右の書がありますか?ホットペッパーですか? 困難に直面したり、右…

ドライビングMissデイジー

先日、表題の映画を見ました。以下の記事はネタバレを含みます。 「ドライビングMissデイジー」(1989年 アメリカ制作)は、1950年頃のアメリカ南部を舞台に、老齢の男女の、心の交流を描いた映画です。 冒頭、教師を引退した裕福なユダヤ人女性 デ…

真夏の旭岳で遭難

大雪山麓の宿の朝は、すでに霧が出ていた。 始発のロープウェイに乗り、終点姿見駅から登山道。次第に急角度になって行き、たどり着いた山頂は、信じられないほど霧の中だった。 登山客の大半は、来た道を引き返して行った。 蛮勇をふるい、私がそのまま進ん…

旅の油絵、20年ぶりの大雪山

北海道の最高峰、大雪山 旭岳。 昔両親に連れられて登った山。当時小学生の私は、出発地点のロープウェイ姿見駅から、 約40歩あるき踵を返した。 あれから20年。 2017年8月末 生まれて初めての旭岳山頂、標高2,291メートルは、 引くほどの濃霧…