♪君影草って呼び名があると教えてくれたスズランのブーケを胸に嫁ぐ日を夢見てた君を憶えてる
知らない歌のパロディ
当初描いていたのは、ホームに一人残されてジャッキーチェンの酔拳の真似をする少女でしたが、やめました。
冬の北海道を舞台にしたこの歌には、スズランとライラック、2つの花が登場します。スズランは多年草、ライラックは落葉樹で、花期はいずれも春です。冬の歌になぜ春の花が登場するのか?これは長年の謎でありました。さだまさしの想像力は実に無限であるものの、なぜこの2つが選ばれたのでしょうか。
ひとつ思い当たるのは鉄道です。スズランとライラックはいずれも、北海道を訪れるたびに耳にした、特急列車の愛称なのです。さだまさしも同様に、駅頭に聞いた特急の名前から発想を飛ばしたのではないか、という仮説です。
などという奇言をしたためるあたり、花期など調べていたところ、この2つの花がいずれも、札幌市のシンボル(市の花)だということが解りました。2つの花は、市のシンボルであったから、特急の愛称にも採用されたのだと言えるかもしれません。しかし重要なのは、両者の前後関係ではなく、「市の花」と「特急」のどちらがさだに直接のインスピレーションを与えたのか?という問題です(錯乱)。歌には札幌時計台も登場するので、市のシンボルから発想したという説は、一定の説得力を持つでしょう。しかし私は特急の方が有力だと考えています。
さだまさし画 さだまさしーが さだまさしの歌に題材を取った絵画作品(嘘)