現実逃避5.0

覆水盆に返らず

尾瀬歩荷

尾瀬の木道で、妙な人に会いました。向こうも思ったかもしれませんが、その人の背負った背負子(しょいこ)には、おびただしい量の荷物が積まれており、高さが優に3メートルはありました。そんな姿で、普通の顔をして通り過ぎて行きました。2,3人は同じようななりの人を見かけました。後で、彼らが歩荷(ぼっか)さんだと知りました。歩荷とは、木道しか通っていない尾瀬の山小屋へ、街から資材を運ぶ人たちだそうです。怪しいのは私だけでした。