現実逃避5.0

覆水盆に返らず

病牀1.8メートル

1.8メートル≒6尺

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ヴィネット 正岡子規

すごく落ち込んでいたときがあって、共感できそうな言葉を探して本を読み漁っていた。今も本棚にある『病牀六尺』と『仰臥漫録』は、15年以上前の刷だから月日の流れは早い。正岡子規結核に侵され32歳で死んだ。2つの随筆は死の床で編まれた。本には病が進行して、「どうしようどうしよう」と慌てたり、「ピストルをよこせ」と宣ったりする場面もそのまま(?)に描かれている。子規が大家であるところの俳句も、沢山掲載されているが、それはあまり覚えていない。唯一「子規逝くや十七日の月明に」というのは心にひっかかったが、これは弟子の高浜虚子の作である。庭のヘチマや、秋海棠(シュウカイドウ)というベゴニアの親戚の多年草がよく登場していたので絵にも描いた。

 

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