雪女
一人旅
記事タイトルは、また未練たらしくSEOを意識しています。雪女のコスプレってことじゃないですよ。
アンカラ旅情
写真家 藤原新也さんの『全東洋街道』という本に、超絶かっこいい写真が載っていました。ロケーションはトルコのアンカラです。この絵の背景はその模写です。キャンバスの縦横比が写真と違うことに、描いてる途中で気づきましたが、そのままやりました。ことほど左様にかなりいいかげんな模写です。
梅沢富美男感が否めない雪女は、オリジナルです。古いドラマみたいなポーズ。夢芝居
雪女が白すぎて、ちょっと浮いて見えますか?
この白さを調整するために、今さらCIPSTUDIO(以下クリスタ)の凄く基本的な操作が解りました。
人物の色味を調整する
私は、人物の明度を落としたいと思っています。青みがかった暗さがいい。こういう場合、私は半透明のレイヤーをかぶせます。レイヤーとはCG作品を構成する層構造こと。
上の絵では、半透明の「レイヤー5」が青みを作りだしています。しかし塗りがテキトーなので、青が背景にまではみ出しています。この青の輪郭を「レイヤー3」の雪女の形にぴったり合わせるのが、今回の課題です。手作業で青の形を整えればいいですが、面倒くさいし、アナログっぽいので、他のやり方を探します。
つまりはレイヤー5の影響をレイヤー3だけに止めたいのです。
レイヤーの影響を限定する
むかし、pov-ray(ポブレイ)という3DCGソフトを触ったことがあります。
pov-rayユーザーは数式で絵を作ります。作業はコーディングです。具体的にはxyz座標を使って、球体や、立方体などの3Dオブジェクトを、仮想空間内に定義します。そのオブジェクトを合体させたり引き算したりして、複雑な形状を生み出すのが、このソフトの醍醐味です。たとえば相互に重なり合う3つの立体オブジェクトA、B、Cがあるとします。命令文をA+(B-C)と記述すれば、Bだけが削られて、(A+B)-Cと記述すればA、BともにCの形に削られます。算数と同じです。何を言いだしたのかとお思いなら、私も同感です。
つまりCLIPSTUDIOが、pov-rayと同じ考えの上に出来ているならば、前述の「レイヤー5の影響をレイヤー3だけに止めたい」という操作は実現できるずなのです。ここまで書いてもまだ1000文字に届かないのです!
方法を探っていきましょう。
pov-rayの(かっこ)に相当するのは、クリスタではフォルダ。のような気がします。直感的に。影響を限定したいレイヤーを、同じフォルダにまとめてみました。どうでしょう・・・
変化なし・・・
この問題の正解はレイヤーの「クリッピング」らしいです。
今度は、青はしっかり雪女の形どおりになりました。今回もGoogle様々でした。