さだまさしさんの曲をモチーフにした絵のことを、「さだまさし画」と言います。
西洋の宗教画に匹敵するモチーフ、つまり聖書や聖人伝説のような、その文化圏に属する人なら、誰もが知っていて、物語を瞬時に理解できるようなモチーフは、日本においてはさだまさしの歌詞をおいて他にありません。
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ということでさだまさし画を描いていこうとおもいます。
今回のネタは、「天空の村に月が降る」という曲です。
歌詞は全員が諳んじられるはずですが、冒頭を一部引用します
棚田の里に月が降る
三十三個の月が咲く
水無月末の満月の
蛍きらきら散る夜に
ご存じの通り、この曲はさだが長野県の姨捨(おばすて)を訪れたときに作られたものです。
姨捨には日本三大車窓にも数えられる、見事な棚田があります。私は行ったたことがありませんが、「田毎(たごと)の月」で古くから有名な土地です。字面の通りなら、田んぼの一つ一つに映る月がとても美しいでしょう。絵を描くにあたり参考の写真を探しましたが、残念ながら、実際に月が映っている写真はありませんでした。昔の人の比喩表現なのでしょうか、その辺のことはライナーノーツに書かれているかも知れません。が確かめる気力はありません。
昔田んぼに映った月を見て、それが大きくて驚いたことがあります。もし棚田の全てに映るなら、こんな感じでしょうか、こうなら描くのが楽です。5分です。これで完成でも、悲しいかな今までの絵の中でマシな方です。ここから悪化するでしょう。
とりあえず歌詞に登場する、 里の明かり、蛍、稲、
これらは1つのシーンに収まります。次に出てくる「神楽を舞う人」、これは違う場面の描写ですが、インパクトがあります。
メインは棚田だし、人物を描くと時間がかかるから、シルエットで。
あまり雑なので若干の調整をします。
一人だけ描く。これでもいいか。
一人も二人も同じ。人物がういてますね