昨日のたまのドラムの絵は、本当はこの記事でつかう予定でした。
ノラ失踪するの早いな
香箱って何だろう
全50文字
twitterでやれ
やはり意味不明の度合いが強いように思われて、昨日の記事になりました。
↓この動画3分10秒~15秒くらいを参照されれば意図が伝わるかと思います
面白いかどうかは別にして、今後も
twitterに言及するたびに使っていこうと思います。もっとも私は
twitter自体やっていないので、これが最後かも知れません。
『ノラや』の作者、内田百閒は夏目漱石の弟子で、黒澤明の「まあだだよ」の題材にもなった人です。人類で最初に、目的もなく列車に乗ったことで有名な作家です。
『ノラや』は乱暴に言うとペットロスの話です。百閒の愛猫ノラが作中で失踪することは、文庫の裏表紙にも書いてあります。だからネタバレでないということにします。
この本は、小説新潮上の百閒の連載「百鬼園随筆」をあとからまとめたものです。なので、非常に愛らしく、猫猫しく描写さていたれたノラが、はやばやと失踪するのは事実の通りで、その後の猫探しも、猫の合間の続・阿房列車も、おそらく事実の時系列どおりの話です。
ところで作中に「香箱」という、私の知らない言葉が出てきました。まず失踪前のノラが、その箱で何かをしていました。しかし箱の種類が物語上重要とも思われないので、そのまま読み進めていたら、2度3度と出てきました。ノラの後に来たクルツという猫は、ちゃぶ台の下で「知らん顔をして香箱を造ってゐる」(中公文庫207頁最後)そうで、すわ化け猫かというところですから、さすがに「香箱」を調べました。
香箱座り(こうばこずわり)は、ネコの座法の一種。「箱座り」「香箱を組む」「香箱を作る」などとも呼ばれる。
ただつくばっているだけでなく、「前脚を胸毛の奥(内側)へ折り曲げている場合のみ」を定義対象とする説もある。
あの座り方に名前があるなんて知りませんでした。こう↓いうことですね。