マルチタスク派への警鐘

 複数の仕事を同時処理する仕組みを表す「マルチタスキング」は、もともとコンピュータ科学の言葉である。
これが人間の頭の使い方を表す言葉として逆輸入されてから、その訓練によって能力の向上をはかれる 等の言説と相まって、忙しい現代人に必須のやり方として、特に脳科学自己啓発などの界隈で持て囃されてきた。

 しかし、脳はマルチタスクで働くときに、処理能力を著しく低下させるというのが、最近の科学の通説であるという。
マルチタスクでは、脳が細切れにしたタスクを、頻繁に切り替えながら処理するため、不要のストレスが掛かってしまうらしい。

 脳の処理能力を引き出すためには、集中して一つの仕事にあたるシングルタスクが望ましいようだ。

 私は昔から物事の同時処理が苦手だったので、実感としてもよくわかる。

 しかし、時間の使い方の観点からは、マルチタスクにもまだ分があるように思う。

遊休時間を作らずに常時稼動していられるからだ。
シングルタスクで、マルチタスクを上回る成果を出すには、意識して時間を使い、効率的に動くことが肝要だろう。普通の結論に至った。

 一つ例を挙げたい。
ここから先は下ネタである。

 次の①②③は、男性がトイレの小便器で小用(小便器と言った直後ではこの表現も意味がない)を足したあとに行われる一連の動作である。

① 例の物におしっこが残らないように、しっかりと振って水分を切る。
② 例の物をしまって、ズボンのチャックをしめる。
③ 回れ右(左)して小便器の前を離れる。

私には忘れられない記憶がある。
あれは旅行ばかりしていた学生時代、山陰の静かな駅だった。

 

 トイレで小用を足す私。左隣には40代くらいの男性。
ビシッとスーツで決めた、いかにも仕事の出来そうな紳士であった。
並んで小用を足すこと十数秒であったか、
紳士の水流が、こちらより早く止まったのを感知した私は、そのことに妙な劣等感を覚えつつ、僅かの時間一人残るだろうトイレの静けさのことなどを考えていた。
 次の瞬間である。

私はあのときの飛沫を忘れない。

田舎紳士は、②紳士自身をしまいながら ③回れ右をしたのである。
①で切れずに残った水滴は、大いなる慣性の力で、彼の右にいた私に。

 

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紳士はおそらく、そのことに気づかなかっただろう。
気づいた私は、あまりのことに、怒ることも出来なかった。

 

この一件の後、私はトイレで人が横に立つことを恐れた。
小用はなるべく人と並ばないように心がけた。

それでも、あの日から15年近い生活の中で、同様の惨劇は何度か、私の身に起きたのである。
いずれの時も私は相手に指摘しなかった。
 人におしっこを掛けるということは、特殊な関係以外では、最大の罪である。
意図せず加害者になってしまった場合の罪悪感、自己嫌悪は焼き土下座でもぬぐえないだろう。
世の男性に言いたい
②③について、絶対にマルチタスク処理をしてはならない。
同時に行えば、それはスプリンクラー以外の何物でもないのだから。


ところで、私はときどきチャックがあいている。
それは私自身(myself以外の意味はない)が①②③を励行できていないことの証左ではないかと、不安になるのである。

Google 6.15

6月15日 千葉県民の日

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世界は灰になる。

 

 

 

 

加曽利貝塚 ver. ( 加曽利貝塚 - Wikipedia )

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 骨肉の争い

 

 


  チーバくん という、千葉県の形をしたこのキャラクターは、いわゆる「ゆるキャラ」と言われる一群に属するご当地キャラクターです。

ところで、チーバくんは本当にゆるいキャラクターでしょうか?

 

いいえ。ゆるくなどありません。

赤いのですから。

彼の名前がてきとうに思えても、県の形をしていても、赤なので、ゆるくはありません。

 むしろ攻めているのです(その対立概念がゆるい、だとここでは勝手に定義します)。

 

犬のキャラクターを何色にしてはいけないでしょうか?

赤です。

 

小学校で犬の絵を描くとき、ある子の腕を握って制止した先生が、目を瞑ってゆっくりと首を左右に振る場合、その子の手には、何色のクレヨンが握られているべきでしょうか?

赤です。

 

根拠はありません。ただのわたしの印象です。

記憶をたどっても、ネットを検索しても、根拠は見あたらないのですが、彼の目の覚めるような赤が、何らかの禁忌に触れている気がして心がざわつくのです。

ネットをあたっていて見つけた、

千葉県公式HPのチーバくん紹介文によると、彼は、

千葉県に住む不思議ないきもの。
好奇心旺盛でいろいろなことに挑戦するのが大好き。
未知のものに立ち向かうときほど勇気と情熱がわき、
からだが赤く輝く。
食いしん坊でいたずら好きな面も。

とのこと。犬に似ている不思議ないきものは、

からだが赤く輝く。

光るそうです。

洋の東西を問わず、体が光るのは神性の顕現です。