ばんえい競馬-北海道紀行2

ご無沙汰しております。北海道の続きです。

 

この日は天気がすぐれず、旭岳を後回しにして、ばんえい競馬を見に帯広へ向かった。そりを引く輓馬(ばんば)がレースを行う競馬場は、世界中で帯広だけだなのだそうだ。

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帯広駅に降り立ち、人のまばらな駅前ロータリーで、私はひとまずワンカップ大関の空き瓶を探した。競馬場と名のつくところへは、道々落ちているワンカップの空き瓶を目印に辿っていけば着ける。

それはさておき地図を頼りに見知らぬ街を歩くこと30分。

酪農の匂いがしてきたかと思うと、潰れたショッピングモールを思わせる建物が現れて、それが帯広競馬場だった。実際に経営難から何度か廃止が取りざたされているという競馬場には、小さな食べ物屋街の他に、輓馬の資料館と、馬やなぜか兎とふれあえるスペースが併設されており、この日も園児の集団がバスで来ていた。

開場時間が近づくと、食べ物屋街も賑わってきた。マイワンカップを開けているひとも多い。

 

2時開場。入場券100円は1年間有効という。

人と馬の心がふれあうばんえい競馬。夕焼けに染まる厩舎で飼育員の手からにんじんをほおばる輓馬。朝一番早い時間帯のNHKで流れている変な番組が形成した私の帯広競馬の牧歌的イメージは、開場とともに馬券売り場に殺到する常連客の手つきの音速さにより雲散霧消した。

馬券の買い方から教えてくれるビギナーズコーナーには観光客しかいないようだ。係員の勧めるまま的中率の高い連勝複式の馬券を買ってスタンドへ出た。スタンドから見える200メートルの直線コースには、盛り土で高くなった部分が2つある。この坂を輓馬が重たいそりを引いて越えるところが文字通りの山場であるそうだ。

youtubeにもあるばんえい競馬の映像なども見ずに来た。

アナウンスが開場に流れたら、初見のレースはいつのまにか始まっていた。

走り始めた全ての馬が、一つ目の山の前で止まった。そのままかなり長い時間止まって、心の整理をしてから登るようだ。これが2箇所ある。だいぶ想像と違う。

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 レースは1,2着が決まって、私の馬券は恙なく紙切れになった。
いく人かの観客が席を立っても、私の、もと馬券に書かれた馬は、まだコース中程の山の前でぐずついている。
執拗にムチを浴びながらいやいや進みだした馬を見て、かわいそうだと思った。私の業の深さを確認した帯広だった。

 

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森脇健児

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日商簿記独学合格法

第149回の日商簿記検定試験が終わりました。

 はてなブログでも、いくつか、それについての記事を拝見しています。

私が最後に簿記検定を受験したのは第129回。7年経ちました。

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恥を忍んで、自慢と自戒を込めて、あのときのことを書いてみたいと思います。

資格勉強をする人にとって役に立つか怪しいTIPSもあります。 

 

社会人になってから、仕事の為に簿記の学習を始めた私は、貸し方借り方という最初の概念で気絶しました。

簿記は過去問だ。という話を聞いてから、暇さえあれば問題集を解く日々が始まりました。

通勤中、仕事終わり。客先に謝りに行く車中。客先に謝りに行く車中。(大切なことなので血の色で書きました)

その甲斐あって2級の結果は良好でした。

「1級とってやろうじゃないか。」

取り憑かれたような日々は続き、1級の試験日が目前まで迫りました。

その試験範囲は膨大です。テキストの厚さ2メートル!嘘ですが

ちょっと間に合いそうもない。会社には2、3日休みをもらいました。

試験休み初日。コーヒーを淹れて机に向かうやいなや、

ドドドドドドドガガガガガ

けたたましい音。

認めたくありませんでした。今日から隣が大工事だなんて。

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とてもじゃないが学習できない。かといって図書館や自習室に行く時間も惜しい。

困り果てた末に、私は耳栓に出会いました。

耳栓がもたらした未曾有の静寂のなかで、試験休みは想像以上に有意義に過ぎて行きました。

財務諸表しか出てこない悪夢を見るほど。

 

第129回は合格率の高いラッキー回でした。

 

これから学習する人へ

簿記学習はアウトプット(問題集)が重要です。

これは知識の定着にも、内容の理解にも言えます。

テキストを読んで解決しない疑問は、演習問題を解くことで理解にたどりつけるでしょう。 

50%程度の理解でも、とにかく問題を解いてみてください。

行き詰まったら、問題のこたえを見ましょう。解けなかった問題の解説が重要です。

最も大切なのは過去問題集です。これから挑む本試験も、いずれ過去問になるのです。できるだけ沢山こなしましょう。

そしてなにより、集中には耳栓です。

 

 

さいごに、

資格・検定合格を目指す人は、それが自分にとって大切かどうか、よく考えてみましょう。

合格した後のことをイメージしてみましょう。

合格すること自体が目的化しているなら、それは現実逃避かもしれません。見つめ直してみましょう。もしも現実逃避なら、合格したあとに現実が襲ってくるのです。

新北海道紀行1

5年前に辞めた会社にスタイリッシュにもどる方法を教えてくれた方に、冥王星を差し上げます。

そんなキャッチコピーを思いついたのは、北海道から羽田へ向かう最終便の機内でした。

  

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道央 美瑛(びえい)の新名所「青い池」です。

人造湖にせき止められた水が、空の色よりも青くなるために、バブ2万個が使用されています。 青い池 - Wikipedia

天候に悩まされた旅の、つかの間の晴れ間でした。

 

私にとって重要な季節になるだろう、平成三十年後半は、北海道への旅で始まりました。

飾らずに言うと法事のついでの旅行が終わって、今からが正念場のはじまりです。

ああ、ひもかわうどんが食べたい。

 

 前回、大雪山へと書き残し、ご無沙汰していたので、熊にいただかれたかと思われた方がおられたら、ご心配をおかけしました。

 

しばらく更新頻度が下がると思いますが、これからもよろしくお願いします。 旅行記もつづきます。

 

私信

昨年、仕事を通して私と会い、このブログを見てくれた人で、おそらくもう会わない人が、まだここを見てくれていたなら。これからも見に来てくれると、とても嬉しいです。